植西 聰の3分間で心に効くサプリ 第13回 【欠点を隠す努力よりも、美しく個性を演出する努力をしてみよう】

作家歴33年、著作400作品以上の著述家・心理カウンセラーの植西聰さんのWEB初の連載です。

植西さんの作品を本屋さんで手にしたことがある人も多いのでは。

そんな植西さんが長年の研究から確立した独自の理論「成心学」(成心学の記事はこちら)に基づいた、

まるで『心に効くサプリメント』のようなアドバイスを毎週ご紹介していきます。

今回は、“欠点”についてです。

ほんの3分間、読むだけで心の栄養となって自然と悩み事が消えていくことでしょう。

 

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欠点を隠す努力よりも、美しく個性を演出する努力をしてみよう

 

自分の容姿のことで悩んでいる人がいます。

「容姿が人よりも劣っている」そのことで自信を失っているのです。

 

「私の鼻はどうしてこんなに低いのかしら。こんな顔をしているから、私にはいつまでも恋人ができないんだわ」

「ぼくが会社で出世できないのは、身長が低いからだ。身長が低いから、人よりも目立たない。だから出世できないんだ」

といった具合です。

 

しかし、容姿や体つきといったものは、天にいる神様があなたに与えてくれたものなのですから、いくら悩んだところで、どうにもならないことなのです。

 

どうにもならないことでもう悩まない!

また「どうにもならないこと」をいつまでも気に病んで、ああだ、こうだと不満を並べ立てることは、ますます自分に対する自信を喪失させるだけです。

いくら努力してもムダなことなのですから、「どうにもならないこと」で悩むのはもう終わりにしましょう。

 

どころで、努力してもどうにもならないのが容姿や体つきなのですが、努力すれば磨かれるもの、美しくなっていくものがあります。

それは、その人ならではの「個性」です。

 

ある化粧品会社でコーディネーターをやっている女性から、こんな話を聞きました。

人によって化粧の方法には、二つのやり方があるそうです。

 

ある人は、化粧をすることによって、自分の顔のイヤなところ、欠点だと思っているところを隠そうとします。

いわば『隠す化粧』のやり方をするのです。

 

もう一人は、自分ならではの顔の個性を強調するような化粧を好んでします。

いわば『表す化粧』です。

 

さて、『隠す化粧』と『表す化粧』、どちらのほうがその人が美しく輝いて見えるのかといえば、断然『表す化粧』、つまりその人の個性を引き立たせる化粧をする人のほうだと、彼女は考えています。

 

なぜなら欠点、たとえば目尻にシワが多いとか、唇が厚いとか、そう言うものは、本来化粧で隠し通せることができないものです。

また、それを無理やり隠そうとすることで、かえって目立ってしまうことにもなりかねません。

そうなると他人には、『何か、おかしいな。何か不自然だな』というよくない印象を与えることになるからです。

 

また、「むしろ、たとえ目尻にシワが多くても、唇が厚くても、そのような、ある意味その人ならではの個性をうまく演出してあげる化粧をするほうが、ずっとチャーミングですし、輝いて見えますよ」とコーディネーターの彼女は言っています。

 

欠点をあげつらっていては、幸せは遠い

このことは容姿や体つきといったことに限った話ではないです。

「自分の性格が嫌いだ」という人もいます。

「自分はとにかく几帳面で、細かいことにうるさいから、人から嫌われてしまう」と言います。

 

しかし、「几帳面」ということは決して、人から非難されることではありません。

また嫌われる原因になることでもないのです。

 

ですから、むやみに自分の欠点を数え上げて自分を嫌うのではなく、むしろそれも自分の持って生まれた個性なのだと受け止めることです。

 

先のコーディネーターの言葉を借りれば「個性をうまく演出する」ことができれば、几帳面であるということは嫌われるどころか「あの人はきっちりしている人だから、いっしょにいて安心できる。本当に頼りがいがある人だ」と、むしろ好感を集めることも可能になります。

 

鼻が低い女性であっても、「その鼻がかわいいね」と言ってくれる男性はいるはずです。

身長が低い男性であっても、「君はなかなかガッツがある」とほめてくれる上司もいるはずなのです。

 

しかし、自分で自分を嫌って「私は鼻が低いから」「ぼくは身長が低いから」と言っている限り、「かわいい」と言ってくれる男性がいても、ほめてくれる上司がいても、楽しくはありません。

 

鼻が低いとか身長が低いというのは「欠点」ではないのです。

それは自分の個性なのです。

 

そう信じて、自分に自信を持つことができれば、美しく輝き出すでしょう。

 

物事にはすべて二面性がある。実は短所も自分のいい所である。

 

こんなアドバイスをもっと読みたい方はこちらの本がおすすめ!

 

『強い自信がみなぎる本 心にパワーをつける9つの習慣』(ゴマブックス)

この本には、人生を楽しく充実させるために必要な自信をつけるための9つの習慣がわかりやすく例をあげながら解説されています。紹介されているのは、考え方のちょっとした切り替え方など、難しいことではなく日常生活で少し努力すれば実現できるような内容ばかり。こちらの本は書店ではなくコンビニで購入することができるので、コンビニで見つけたらぜひお手にとってみてください。

 

プロフィール
植西 聰(うえにし あきら)
東京都出身。著述家。学習院高等科・同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事し、独自の『成心学』理論を確立。同時に「心が元気になる」をテーマとした著述活動を開始。95年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。
著書に67万部のベストセラー『折れない心をつくる たった1つの習慣』(青春新書プレイブックス)、『平常心のコツ』(自由国民社)、『「いいこと」がいっぱい起こる!ブッタの言葉』(三笠書房)のほか、近著には『心が折れそうなとき、そっととなえる魔法の言葉』(学研プラス)、『心の疲れをとるコツ』(WAVE出版)、『毎日をいい日にする「感謝」のコツ』(PHP研究所)など、著作は400冊以上。
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