植西 聰の3分間で心に効くサプリ 第3回 【親しい人ほど“怒り”を感じやすくなる理由】

作家歴33年、著作400作品以上の著述家・心理カウンセラーの植西聰さんのWEB初の連載をスタートします。

植西さんの作品を本屋さんで手にしたことがある人も多いのでは。

そんな植西さんが長年の研究から確立した独自の理論「成心学」(成心学の記事はこちら)

に基づいた、まるで『心に効くサプリメント』のようなアドバイスを毎週ご紹介していきます。

ほんの3分間、読むだけで心の栄養となって自然と悩み事が消えていくことでしょう。

 

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親しい人ほど“怒り”を感じやすくなる理由

 

「職場の人たちに喜んでもらいたい」と考えて、毎回会合の幹事を引き受けているのに「何もそこまで頑張らなくてもいいのに」と先輩に笑われてしまった。

バスに乗っているときに、お年寄りに席を譲ろうとしたら、「結構です。私は立っていられますので」と断られてしまった。

このように、私たちは自分の善意を拒絶されると、マイナスの感情を抱くものです。

その相手が、通りすがりの人や面識の浅い相手なら、そんなに問題はありません。

なぜなら、怒りが湧いてきても、「よく知らない人だから、理解されなくてもしょうがない」と思ってあきらめがつくからです。

しかし、相手が親しい友人や恋人、両親などの身近な人だった場合は、怒りを静めるのが難しくなります。

中でも、特に大変なのは家族の関係だと思います。

私が毎日ご飯を作っているのに、家族はそれを当たり前のように思っていて、ちっとも感謝してくれない…。

本当は母親のグチを聞きたくないけれど、母親のストレス解消のために我慢して聞いてあげている。それなのに、母親は私のそんな気持ちにまったく気づいてくれない…。

このように、本当は相手に喜んでほしくて、がんばっているのに、感謝の言葉がなかったり、努力に気付いてもらえなかったりすると、怒りが湧いてくるものです。

しかし、いくら家族でも完璧な人間ではありませんし、自分の思いや希望を100%理解してくれるとは限りません。

相手には相手の都合もありますし、価値観も性格も違うのです。

それなのに、「私のことをわかってほしい」「私の気持ちを全部受け入れてほしい」と怒るのは、要求が大きすぎるといえるでしょう。

いくら親しい相手でも、自分を全て理解してもらうことができないのが普通なのです。

その事実を知れば、感情のすれ違いで傷付くことがなくなります。

自分の好意を受け止めてもらえるとは限らない。

事前にその気持ちを持って人と付き合うことで、「相手はわかってくれない」と心が乱れることはなくなるのです。

 

「自分のすべてを受け止めて」では、相手も困る

 

こんなアドバイスをもっと読みたい方にはこちらの本がおすすめ!

 

「怒らないコツ」–「ゆるせない」が消える95のことば

「怒り」という感情は心から生まれます。つまり、心のあり方を変えることができれば、ささいなことで怒らないで済むようになります。

そんな心のあり方を変える、“怒らないコツ”がつまった一冊です。この本を読んで、いつも穏やかな女性を目指してみてはいかがでしょう。

 

 

プロフィール
植西 聰(うえにし あきら)
東京都出身。著述家。学習院高等科・同大学卒業後、大手企業に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の『成心学』理論を確立し、人々を明るく元気づける著述を開始。95年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。著書に67万部のベストセラー『折れない心をつくる たった1つの習慣』(青春新書プレイブックス)、『後悔しないコツ』(自由国民社)、『孤独に強くなる9つの習慣』(ワニ・プラス)ほか、著作は400冊以上。

 

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